志望する企業に「採用されたい」理由とは?
就職を目指す皆さんにとって働く場所となる企業等の魅力は何でしょう?
知名度、安定性、福利厚生など、最初にそちらの方に関心が行きがちですが、
今、挙げたような事柄でも、そのような処遇が実現する「理由」があります。
例えば、その企業を立ち上げた創業者の想い、製品、サービスへの共感、集まってきて活き活きと働いている従業員のことを外側から見て、
熱意をもって話すことができることも、その組織で働くことができる切符を手に入れることができる一つの要因と言えるでしょう。
お気に入りのメーカーがあるとします。その会社の製品のどこに惹かれて、使いたいと思いますか?
趣味の話でもいいのです。ご自身が好きな分野の話をするときに、笑顔になったり、 饒舌になってしまう瞬間があると思います。
そのメーカーの新しい製品やアイテムが出る時には、ワクワクしてずっとそのことを考えてしまったり、待ちきれない思いや期待で胸が膨らむこともあるでしょう。
又は、理由が分からないけれど、ずっと使い続けているものもあると思います。
しかし、そこにはきっと、理由があると思います。使い勝手がいい、故障しづらい、操作が楽、サポートが素晴らしい、などなど。
これらは、立派に企業研究や、自己分析の材料になりませんか?

採用する側も、数ある同業他社の中で、なぜ当社を選んだのか、応募されてきたのかを聞くのも、どれだけその企業に対して興味関心、働きたいと思う意欲があるかを、様々な視点から引き出したいと思っております。
当然、事前に会社のことを調べ、具体的に話せるほうが、他社を選ばずその企業に入って活躍したいという意欲を感じることができます。
その中で、ご自身のことを話されることも求められますが、これも自己分析を行うことによって、どのようにご自身が会社で働けるかという、メリットを伝える為の大切な軸の部分となります。
正直なところ、その企業だけを志望しているわけではないことは、面接官も分かっています。
重要なことは、ご自身の中で話される内容に一貫性、整合性、計画性が取れているかということです。
その話の中で、ご自身で考えながら積極的に動くことができる、意欲がある、自社の考えや取り組みに共感し働くことができるということを伝えることが出来ると思います。
志望する業界も、職種もまちまちであれば、本当に働きたいという意欲が伝わってこないばかりか、ただ内定を得たいと考えているように思われてしまうでしょう。
確かに、そこに至るまでには、色々な試行錯誤が必要になってくるかと思います。
それらは、短時間で身につくものではありません。 しかし、ご自身がその会社に入るための「理由」をしっかりと、 ご自身の言葉で話すことができるための、スタートとなるでしょう。
※このお話は、とあるお気に入りのメーカーのことを考えながら、書いております。
その話に関しましては、またの機会にお話ししたいと思います(^^)/