クローズドクエッションとオープンクエッション⁉️
いい質問と悪い質問の違い
質問には良い質問と悪い質問があります。
ポイントは
自分の頭で考えているかどうか
相手の可能性を開く質問かどうか
この2つです。まずは悪い質問からみてみましょう。
悪い質問1「正解を聞く」
「正解を聞くことの何が悪いの?」と思った人は頭の中にまだテストの回答用紙がある人かもしれません。
大人になって仕事をすると気づきますが、ほとんどのことには答えがないのです。
あるのは「とりあえずの正解」されているものが流通しているだけで、その答えも流通しながら時代とともに変わっていきます。
答えがないのに、「答えを聞く」というのはまだ大人になりきれずに「問題には必ず回答がある」と思っている人か、自分の頭で考えてないかどちらかです。
例えば、
「30歳を過ぎたら転職するのは止めた方がいいのでしょうか?」
という質問に、もしも答えがあったとして、その答えが「止めたほうがいい」つまり「イエス」だった場合。
「仕方ない。今の仕事はつまらないけど、転職はあきらめよう」とはならないですよね。(苦笑)
「30歳をすぎたら転職はしない方がいい」という一般論に引っ張られて夢を諦めてもいいんですか?という話です。
答えを求める人はそんな風に相手の考えに合わせてしまって思考停止してしまうので、答えを求める質問というのは良くない傾向にあります。
悪い質問2「相手を追い詰める質問」
たとえば、結婚している夫婦がいました。しかし、夫がリストラされてしまった。そんな時に妻が
「これから仕事はどうするの?」
「お金はどうするの?」
「転職先はあるの?」
という感じで相手を追い詰めるような質問は良くないです。
リストラしてしまったら稼ぎがないのでお金も減っていくでしょう。それはリストラされた本人も分かっていますが、こういう言われ方をされるとただ追い詰められるだけですし、相手の可能性を閉じてしまいます。
そうじゃなくて、「仕事はなくなったけど、これからどうしていこうか?」と質問されるだけで答えは大分違ってきますよね。
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でも話した通り、物事にはすべて表と裏があるので問題は捉え方次第です。
リストラにも前向きな側面が必ずあります。そうやってプラスに質問してあげるだけで相手は建設的に物事を考えることができますよ。
悪い質問3「二者択一の質問」
二者択一の質問は相手の好みを絞る時などに使うときは有効です。
たとえば、相手の好みを把握した上で女性をデートに誘う場合「レストランAとレストランBどっちがいい?」みたいな感じでクローズドクエッションをするのはオッケーなのですが、裏を返すと「第三の可能性が見えなくなる」というデメリットがあります。
レストランCという選択肢が0になってしまうということです。
これがレストランならまだいいのですが、就職先を選ぶときに第三の可能性が見えなくなるのはあまり良くないです。
「会社Aと会社Bどっちに就職しようか?」
というところで思考が止まってしまうと自分の可能性を閉じてしまうかもしれません。ホントは会社Cというのがあって、そこの方があなたに向いているかもしれませんよね。
ちなみに僕の前職は歯科技工士ですが、今はWebライターです。当時自分のパソコンすら持っていなかった僕がまさかWebの仕事をすることになるなんて1ミクロンも思っていませんでした。
今でははっきりと覚えているわけではありませんが、おそらく「歯科技工士以外の働き方はないだろうか?」という質問を自分にしてるはずです。
これが「今の会社と別の歯科技工所、どっちにいるのがいいだろうか?」という二者択一の質問だった場合。Webライターという選択肢は絶対に出てこなかったはずです。